本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作は老後リサーチ編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

今注目の介護脱毛、どんなメリット・デメリットがある?

老後の不安・悩み

技術の進歩により、今や脱毛はそれほど特別なことでもなく、また、価格競争などによってそれほど高価なものでもなくなりました。一般的に脱毛と言えばまだ若い世代が行うイメージですが、最近になって「介護脱毛」という言葉が生まれてきました。

介護脱毛とはどんなものなのか、そしてどんなメリット・デメリットがあるのか、ぜひ知っておきましょう。

介護脱毛を希望する人が増えてきた理由とは?

近年、自身の介護を見据え、アンダーヘアの脱毛をする中高年の人が増えています。これは「介護脱毛」と呼ばれ、自身が親などの介護を経験して、清拭の際にムダ毛があって大変な思いをしたことから、自身が介護を受けるときには子供や介護士などの手を煩わせたくない、という思いやりから生まれたブームと言えます。

このような「介護脱毛」が増加している背景には「脱毛サロンの数がぐっと増えて身近になってきたこと」「広告などで脱毛について知る機会が増えたこと」「価格競争により、手頃な価格で施術が受けられるようになってきたこと」などが挙げられます。一昔前は自己処理が主流だったムダ毛ですが、今は脱毛を選ぶ人もかなり増えています

つまり、今までの介護経験から毛がない方が良いと思っていても、価格などの面でハードルが高く自己処理で済ませていたり、金銭面で機会がなかったりした人も手軽に脱毛処理を受けられるようになったのです。また、日本の高齢化が進み、メディアでもよく介護の問題を取り上げるようになったことで、自分自身の介護について考えるきっかけがたくさんあることも、要因の1つと言えるでしょう。

介護脱毛のメリットとデメリットとは?

思いやりから生まれた「介護脱毛」という概念ですが、やはりメリットとデメリットの両面があります。そこで、どちらについても詳しく見ていきましょう。

介護脱毛のメリットにはどんなものがある?

介護脱毛のメリットとしては、以下の3つのポイントが挙げられます。

  • 排泄の介助がしやすい
  • 肌トラブルの予防になる
  • 衛生面でのメリットが大きい

まず、大きなメリットとして尿や便など、排泄の介助がしやすくなることが挙げられます。年齢を重ねていくと、「トイレには行けても拭き取りがうまくできなくなる」「トイレのタイミングをつかめず、オムツが必要になる」など、排泄に介助が必要となる人も少なくありません。ところが、小さな赤ちゃんとは異なり、大人の排泄介助は介護する側にとって大きな負担となります。

しかし、介護脱毛で局部周りのアンダーヘアを処理してあれば、排泄物が絡まらなくなりスムーズに拭き取りやオムツ交換を行えます。もちろん、介護される側にとっても、相手に対する申し訳なさや恥ずかしさが軽減できるという大きなメリットがあります。

介護脱毛によってアンダーヘアに排泄物が絡まらなくなると、肌トラブルの予防にもなります。アンダーヘアにこびりついた汚れは落ちにくく、何度もゴシゴシ拭いていると肌が傷ついてしまうこともあるのですが、介護脱毛しておけばこの心配はなくなります。とくに、年齢を重ねた肌は回復力も弱く、一度肌トラブルを起こすと症状が長引いてしまう可能性もありますので、肌トラブルは予防が大切なのです。

さらに、アンダーヘアに汚れが残ると感染症を引き起こしたり、不衛生な状態が続くことで雑菌が繁殖し、嫌なニオイの原因になったりするリスクもあるのですが、あらかじめ介護脱毛しておけばこうした心配もありません。衛生的な状態を保ちやすくしておけば、下着が蒸れたり、それによって痒くなったりすることも防げます。要介護者自身も快適に過ごせるのです。

関連記事:清拭の正しい手順と大切な目的とは?

介護脱毛のデメリットにはどんなものがある?

メリットに比べれば些細なこととも言えますが、介護脱毛にはデメリットもあります。具体的には、以下の3つのポイントです。

  • 介護脱毛後、元のアンダーヘアには戻せない
  • 脱毛中、多少の恥ずかしさが伴う
  • 脱毛中、多少の痛みがある

介護脱毛であっても、一般的な脱毛とやり方は同じです。そのため、自己処理などとは異なり、脱毛後はアンダーヘアが生えなくなります。ですから、「やっぱりアンダーヘアを元通りにしたい」と思っても戻せません。介護脱毛を始める前に、どこまで脱毛するのかをしっかり自分で考えておきましょう。

また、介護脱毛の施術中は、どうしてもスタッフにデリケートゾーンを見せることになります。足や腕を脱毛するのと異なり、普段は他人に見られることのない部位を人に見せることは、施術の性質上仕方がないとわかっていても抵抗を感じる人は多いでしょう。もちろん、スタッフはデリケートゾーンの施術にも慣れていますので、とくに遠慮することはないのですが、こうした恥ずかしさに対する覚悟は必要です。

最後に、脱毛は基本的に光脱毛で行いますが、光を当てるときに多少パチンとした痛みを感じます。とくに、アンダーヘアのある部位は他の部位と比べ、皮膚が薄くデリケートであるという特徴があります。腕や足の脱毛処理と比べて、痛みを感じやすい傾向にありますので、その点も心得ておきましょう。

介護脱毛を受けるにあたって注意することは?

介護脱毛で最も注意することは「毛が黒いうちでないと施術できない」という点です。レーザー脱毛は、毛のメラニン色素(黒い色素細胞)に反応して脱毛を行います。ですから、白髪のようにメラニン色素がない髪には、レーザーを照射しても脱毛できないのです。つまり、アンダーヘアがまだ黒い40〜50代ごろと、比較的若い世代のうちにやっておかなくてはなりません。

また、その他にも「もともと肌トラブルや肌の異常がある、がんなどの腫瘍がある、日常的に飲んでいる薬がある」などの人は、施術を相談するときに必ず申し出ておきましょう。脱毛が終わったら、以下のようなことに注意して生活しましょう。

  • 予約日の前後に、日焼けなど肌を焼く行為は行わない
  • 施術後数日間の入浴は、熱湯に入らない
  • 施術開始後にムダ毛を自己処理したいときは、毛抜きなどを使わずカミソリで行う
  • 薬を飲む予定がある、処方があったなどの場合は、用法・容量を守る

これらのことを行ってしまうと、肌トラブルの原因となることがあります。とくに、日焼けなどで肌を焼かない、熱湯で入浴しない、などは十分注意しましょう。

おわりに:介護脱毛は、介護者にとっても要介護者にとっても衛生的

介護脱毛は、一般的な腕や足の脱毛と同様、光やレーザーによる脱毛を行います。そのため、アンダーヘアが黒い間でないと施術できませんが、アンダーヘアを除去しておけば介護の際に排泄物が拭き取りやすく残りにくいため、衛生的であるという大きなメリットがあります。施術スタッフにデリケートゾーンを見せる恥ずかしさや脱毛器の痛みなどデメリットにも個人差がありますが、興味があれば一度相談してみてはいかがでしょうか。

コメント