年齢を重ねてくると、家族に迷惑をかけたくないという想いから、自ら老人ホームを探す人も少なくありません。
そこで今回は、老人ホームを探すときに確認しておくべきことをご自身・施設側の2つのカテゴリに分けて、解説していきます。
老人ホームを探すとき、どんなことをまとめておけばいい?
老人ホームへ探しは、高いお金を支払って入居する、今後の住処を決める作業です。
場合によっては、自身が人生の最後の時間を過ごす場所を探すわけですから、後悔のないように選びたいですよね。
以下を参考に自身の生活を振り帰って、入居先選びの条件を整理しておきましょう。
- 今の生活に感じている不便や不安が何か、それらを解消するにはどうすれば良いか
- 今の生活に足りないもの、満足度を上げるために必要なものは何か
- もし入居先で理想通りの生活を送れるとしたら、どんな生活がしたいか
- どのような立地、広さ、サービス内容の施設が理想的と考えているか
- 一時金や継続的にかかる費用を、いくらくらいまでなら払っていけそうか
老人ホームを探すとき、施設側で確認しておくことは?
自分の中での条件がはっきりしたら、いくつか具体的な入居先候補が出てくるでしょう。
ここからは、入居を検討する老人ホーム側に確認しておくべき6つのことをまとめてご紹介します。最低でも、必ずこれらの項目だけは確認してくださいね。
かかる費用額と、その内訳はどうなっているか
一般的に老人ホームの入居・利用には、一時金と月額料金がかかります。
しかし入居先の提供するサービス内容によって、かかる金額や内訳は大きく変わってきます。
自分が納得できる内訳で、無理なく支払える費用のホームを選ぶ必要があります。
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どの程度の介護・看護まで対応してくれるのか
入居時は自立していても、入居後に要介護度や看護の必要性が上がる可能性はあります。
将来的に介護度が上がった場合にも対応してもらえる施設を選ぶか、それとも、要介護度が上がったときには住み替えることを前提に今の状態にあった施設を選ぶのか。
ホーム選びでは、施設が提供してくれる介護・看護サービスの内容について、しっかり確認しましょう。
関連記事:介護付有料老人ホームと住居型の違いと選ぶときの注意点は?
見学は人の多い時間帯に、ケア体制の確認とあわせて
人が多い昼食前後の時間帯、またはレクリエーションの時間に見学をすると、その施設本来の雰囲気を体感できます。
また見学時には、レクリエーションや食事の内容とあわせて介護スタッフの数や看護師の有無、ケア体制の実際もしっかり確認するようにしてくださいね。
入居者・利用者の数に対しスタッフが少ない、みんな疲れている様子で対応があいまいなスタッフの多い施設は、要注意です。
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立地は自分の希望だけでなく、面会者の交通の便にも配慮して
身の回りの介助の手伝いや、体調が急変したときなど、利用者の家族が老人ホームに呼び出される機会は多々あります。
施設の立地は、入居者本人が「住みたいかどうか」だけでなく、面会に来る家族・友人が通いやすいかどうかも重視しましょう。
入居後の生活への希望に、どの程度応えてもらえるか
老人ホームに入居後、自分が希望するような生活を送れるかどうか。また施設を見学してみて暮らしのイメージを持てるかどうかは、非常に重要です。
見学時には、施設側にこちらの入居後の生活への希望やイメージを伝えてみて、どの程度実現可能なのか、どのような反応を示すかをチェックしましょう。
こちら側の希望を叶えられなくても、希望に対して真摯な提案・対応をしてくれる施設は、信頼できると考えられます。
設備の充実度が、自分に合っているかどうか
老人ホームが利用者に提供するサービス内容は、施設によって実にさまざまです。
入居するとどんな施設を利用できるのか、使える施設や受けられるサービス内容が自分に合っているか、しっかり確認しておきましょう。
おわりに:老人ホームを探すなら、自分の希望条件と施設の実態は要確認!
利用者にとって、老人ホームは今後の人生を過ごす重要な生活の場であるとともに、人生の最期を迎えるかもしれない場所です。入居には高いお金がかかりますから、後悔しないよう自分の希望に合った施設を見つけなければなりません。
このためには、まず自分が施設側に望む条件を明確にし、さらに見学で施設側の実態をしっかり確認する必要があります。先々の生活や住み替えの可能性まで考え、自分に合った施設を探してくださいね。
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