スマホ認知症から抜け出すためにできることは?

認知症

動画や音楽の視聴、他者との連絡などあらゆることができるスマートフォンは、私たちの生活に欠かせない便利なツールですよね。
今回はそんなスマホ使用で起こり得る「スマホ認知症」について、その特徴と発症をセルフチェックできるリスト、改善のためのヒントをご紹介していきます。

スマホ認知症って?

スマートフォンやタブレットなど、いわゆるIT機器の長時間使用により、もの忘れなど認知症のような症状が出るようになる状態を「スマホ認知症」と言います。
とくに常時スマホを持ち歩き、仕事・プライベート時間の両方で情報を収集し続ける若い世代、働き世代が発症しやすいとされるのが特徴です。

働き世代の場合、発症すると「取引先、あるいは人の名前を思い出せない」「大切な約束を忘れてしまう」、もっと若い学生では学業の成績が振るわなくなるなどの症状が見られます。

一方で、高齢者にもスマホ認知症になるリスクが指摘されています。
高齢者に敬遠されがちなスマホなどのIT機器ですが、近年では高齢者でも使いやすいよう、簡略化された仕様のものも販売されています。

操作方法さえ覚えてしまえれば、スマホほど時間をつぶせるツールはありません。
このため独居で外出の少ない、時間の自由度の高い人を中心に、スマホ認知症を発症する可能性も考えられるのです。

このようなスマホ認知症は、以下のような理由から脳・体がダメージを受けるために、発症すると考えられます。

  • とめどなく情報が入ってくることに、脳が疲れ果ててしまう
  • 新しい情報をどんどん記憶していった結果、必要な情報が抜け落ちてしまう
  • スマホが発するブルーライトの影響で睡眠サイクルが乱れ、結果として日中の記憶力や情報処理能力が低下してしまう

スマホ認知症セルフチェック

以下に脳の疲弊レベルを測定し、どのくらいスマホ認知症発症のリスクがあるかを確認できるセルフチェックリストを準備しました。

いくつ当てはまる項目があるか、確認してみましょう。

  • いつも手元にスマホを用意していて、スマホ以外で調べ物はしない
  • 時間が空いたらスマホを取り出す癖がついていて、疑問があればすぐ検索する
  • 情報に乗り遅れることが怖くて、いつも時間に追われている感覚がある
  • 夜、ふとんの中でもスマホをいじるのが日課だ
  • 物事を覚えておくため、スマホで写真やスクリーンショットを取る
  • スマホなしで初めての場所に行くことは、どうしても不安でできない
  • ここ数年、もの忘れが増えたように感じていて、話題のニュースを3つ挙げられない
  • 知っている人の名前を思い出せなかったり、感じが書けなくなってきている
  • 約束をど忘れすることがあり、3日前に自分が何をしていたか思い出せない
  • 検索すればわかることは、わざわざ覚えておく必要はないと思う
  • スマホに頼っているため、なかなか道を覚えられない
  • 簡単な計算を間違えることや、行動の目的をど忘れしてしまうことが増えた
  • いつも睡眠不足で、頭も体もいつも疲れているような感じがする
  • イライラして感情が乱れやすく、すぐに落ち込んでしまう
  • 体にさまざまな不調が見られ、集中できず、凡ミスが増えていると感じる
  • 何事にも興味を持てず、やる気がわかなくなってきた
  • 季節の移り変わりにも鈍感になり、最近あまり笑っていない

上記のうち半分以上当てはまっているなら、スマホ認知症を発症している可能性があります。

スマホ認知症を改善するには?

スマホ認知症は、IT機器の使い方を意識的に工夫したり、変えることで改善できます。
例えば以下のような対策は、スマホ認知症の改善に非常に効果的です。

  • トイレに行っている間、食事中、入浴中、就寝前など、スマホを使わない時間を決める
  • 起床後すぐ、またわからないことがあったときにスマホで検索する習慣を辞めてみる
  • 書籍や辞書を使う、紙とペンで書き出すなど、スマホを使う前に他の方法を試す
  • 皿洗いなど、無心で行える単純作業・単純労働する時間をつくる
  • 散歩や日向ぼっこをして、意識的にスマホから離れ、五感を刺激する習慣をつける など

この他、一部宿泊施設がおこなっている「デジタルデトックス」を受けるのもおすすめです。

デジタルデトックスとは、チェックインの際にIT機器を宿泊施設側に預け、強制的に接触機会を減らすこと。

自力でIT機器から離れるのがどうしても難しい場合は、デジタルデトックスなどを利用し、心身を休めてみてくださいね。

おわりに:使い方にルールを設け、スマホ認知症を予防・改善しよう

スマホなどIT機器に長時間接し、大量の情報やブルーライトの影響を受け続け、脳や心身が疲弊して現れる症状を「スマホ認知症」と言います。

スマホ認知症は、取引先名や人名、大切なアポイントなどを忘れる、集中力を低下させ学業の成績が振るわなくなるなどの症状を表します。常時スマホを持つこと、何でも検索する癖がついている人は要注意です。スマホ利用についてのルールを決め、スマホの使い方を意識的に変えていきましょう。

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